宇宙に届く神通力!!
第4話「地球の危機」は、『かみちゅ!』全話のなかでマイベストです。
ゆりえが自衛隊を向こうに回し、捕らわれた火星人(中学生・女子)を助け出して国会議事堂からの脱出を試みる大活劇!!―
とはいっても、そこは『かみちゅ!』。
銃弾飛び交うアクションをやるわけでも、ましてや遠まわしに日米安保を風刺したいわけでもありません。
ただただ星を超えた、恋する二人の中学生女子の出会いと交流、そして別れがあるだけです。
今回も脇を固めるキャラは、すべて魅力的。
初登場のチーム「しやわせ」のかわいらしさはもちろん、悪役である総理大臣でさえ、
腹黒さの中にも、どこか憎めないところのある、愛すべきキャラになっています。
(後の話で、ゆりえに協力してくれますし。)
そして、ゆりえと火星人ちゃんとの別れのシーン。
最後にゆりえは、微笑ましい“プレゼント”を贈ります。意味が分からず不思議がる火星人ちゃんに、
「帰ったらわかるよ、元気でね。」と、涙をためながらにっこり笑うゆりえ。
私は、ここでDVD購入を決意しました。
ハートをわしづかみ
そこそこ80年代を生きアニメ好きである私に、この作品は、めちゃくちゃストライクど真ん中でした。 監督の舛成さんと脚本の倉田さんは自分たちの妄想だと言っていますが、妄想でここまでの作品が作れるとは…。 特典のオーディオコメンテータリーにおいては、 「中学生なら、こんな仕草をするんじゃないか。こんなことを考えるんじゃないか。」「このセリフを言わせたかった。」 などという言葉からキャラに対する思い入れを感じ取れます。 特に今回のオーディオコメンテータリーでは、 舛成さんと倉田さんに加え、三人娘(?)役のMAKOさん、森永理科さん、峯香織さんが一緒にお喋りしています。 ノーカットできれいな映像であるだけでなく、裏話などが聞けるオーディオコメンテータリーが収録されているので、 ファンにはたまりませんね。
際だつシリーズ構成の巧みさ
第1〜3話はご町内の話が中心だったが、第4話「地球の危機」は異彩を放つSFモノだ。ヒロインゆりえが、神様になって初めて行う仕事、それが「世界初の火星人との接触」という、いきなり地球の存亡に関わるほどの重大な任務になってしまう。これまで3話をかけて地味ながら丁寧な作劇を積み重ねてきただけに、ここに来ての大がかりなSF展開には跳躍力がある。 さてゆりえが向かうのは東京、それも国会議事堂。 それを出迎えるのは内閣総理大臣。すだれ頭スタイルに惜しみない合衆国への敬慕を込めた人物像は、まさに「浮沈空母」や「ロンヤス」で一世を風靡したあの人がモデルだ。 総理は、危機回避にゆりえの助力を求めるが、内心では火星人を政治的に利用する事しか考えていない。 ここへ来て初めて「汚い大人の世界」が眼前に立ちはだかるわけだが、それに対するゆりえは、あくまで少女らしく誰も傷つけずに解決を図ろうとする。 リアル路線のドラマでは落としどころが難しいテーマだが、本作はあくまで「中学生」「神様」を基調とするイノセント・ファンタジーの世界なので、ゆりえ様の素晴らしくも可愛らしい神様能力によって、事態はすんなり解決し、ほのぼのとしたラストに向かう。 ストーリー展開の詳細は省くが、このような「ミッションもの」の扱いは、さすが「R.O.D」で名を馳せたスタッフだけあって上手い。 さて、かように高く評価した第4話だが、同種の大仕掛けなエピソードは第8話「時の河を越えて」まで待たねばならない。この辺りのバランスは、「かみちゅ!」の本筋はあくまで学園・日常モノである、という強い自覚が読みとれて好感が持てる。シリーズ構成をきっちりと踏まえたドラマ作りと言えるだろう。
ほんわかアニメ
かみちゅ!第3話、第4話を収録。 素敵な作画、よく動く動画、音楽、センス、どれをみてもひとつひとつが楽しめます。 テレビ放送尺で入りきらなかったカットも収録された、まさに完全版です。 ほんわかしたとても良いアニメ作品だと思います。 老若男女楽しめること間違いなし。
アニプレックス
かみちゅ! 1 [DVD] かみちゅ! 3 [DVD] かみちゅ! 4 [DVD] かみちゅ! 8 [DVD] かみちゅ! 5 [DVD]
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